にしきやまあきらくん・・・

つい数時間前に、如く極をクリアしました。

140字で区切ってちまちま書いてる場合じゃねえと思ってブログを開いたのですが、前回の記事でも同じこと書いてて笑いました。

 

 

いや~~~~~~~~~~~~~~

 

 

にしきやまあきらくんよ・・・・・・・・・・

 

実況で極を見ていた時は、嫉妬をこじらせた嫌な奴だな~~~くらいにしか思っていなかったのに、0をプレイしてみて「良いやつじゃん…」という気持ちになり、いざ自分で極を体験したことでめっちゃしんどくなった…。

 

 

多分、彼の中には桐生さんに対する劣等感がずっとあったと思うんですよね。

でも、桐生さんは桐生さんで結構抜けてたり、やぼったいところもあったりして、そこを錦山がフォロー出来てたから、二人のバランスは取れていたんじゃないかと。

「あいつはすげえ奴だけど、この分野では俺も負けてない」みたいな。

実際に0の中では、錦山が女の子とうまく仲良くなってて、器用に立ち回れる人間だと言うことが描かれていたり、ファッションセンスは桐生さんよりも洒落ていることが語られたわけですし(すごい柄のシャツ着てましたけど…)。

 

自分を庇ったせいで桐生が10年も牢屋に入ることになった罪悪感とか、守りたかった由美が失踪してしまった喪失感とか、自分が組織の中で評価されていない悔しさとか、親友を犠牲にしてまで側にいたかった妹の死とか、風間の親っさんの期待に応えられない無力感とか…

 

もう錦山君をいじめないであげてくれよ!!!!!!!!

 

さらに嶋野が「お前は風間に期待されてなんかいない」「桐生が出所したら邪魔になる」なんて焚きつけるもんだから…

 

もういじめないであげてくれよ!!!!!!!

 

自分のふがいなさが翻って、周囲の人間への不信感で心がいっぱいになってしまったんですよね。

信頼できる人もなく、10年間一人で闘ってきたのかと思うと悲しすぎて悲しい。

 

錦山のなかにあった劣等感が、「周りの人間に自分を認めさせたい」「桐生に負けたくない」という明確な形をとり、「東城会の跡目になる」ことが目的になっていったんだなあ。目的であり、手段でもあったんだろうね。

 

錦山が「10年前、お前を裏切ったあの日から」て言うのも気にかかっている。

「あの日」が事件当日のことを指しているなら、あの時点では桐生自身が罪を被ることを言い出しているわけですし。

やはりこの言葉は罪悪感の表れなのかな。

「お前が俺を救ったあの日」じゃなくて「俺がお前を裏切った日」なんだもんな。

きっと錦山自身も、過去の自分とはすっかり変わってしまったことを自覚していて、「ああ、俺は桐生を裏切ったんだ」て顧みることがなければ出てこない言い回しだと感じる。

 

 

最期は100億円と神宮もろとも爆死する道を選んだわけだけど、出来ることなら生きて償ってほしかったなあ。

いや、あのまま戻ったら、どのみち組織に殺されてしまってたのかな。

あそこで自ら引き金を引くことで、0の錦がいうところの「人として死ぬ」ことが叶ったのかもしれない。

由美はあの100億を消したかったわけだから、最後の最後でその願いを叶えることが出来たわけだし。

 

 

 

は~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

 

 

 

最後に錦山彰くんの名前の話をしていいですか?します

 

「錦」に「彰」て、名前の煌めきがすごくないですか?

錦って色鮮やかな絹織物のことで、彰って飾りのことだったり文様が表れている様子とかを意味する言葉なんですよ。たぶん。しらんけど。

 

名前の煌びやかさがすごい。

 

メタ的には、背中に鯉の刺青を入れるキャラとして「錦鯉」のイメージから「錦山」なのかな、と思いながらも、この彩り豊かな名前に胸を震わさずにはいられない。

 

誰の事も信用しないで生きていた10年は、彼が東城会の幹部まで昇りつめた10年でもあったわけで、その熾烈な生き様はもしかするとギラギラと照り映えていたのかもしれないなあ。

 

 

 

大事な人を大勢失くして、遥のために生きることを選んだ桐生さんについてもしんどみがすごいんですが、彼の人生はその後も続くので、もう少し作品をプレイしてから考察を深めたい所存です。